マンション売却に適した時期は?
結論から言うと、マンションが売れやすい時期はない!と言うことになります。
以前は、一年を通して不動産が良く動くのは、一般的に1月中旬から3月末ごろと言われてきました。その次が、9月初旬から11月中旬ごろまでです。
これは、春先は「新年度からは新居」「人事異動で転勤」という人が比較的多く、秋も「新年から新居」「秋の人事異動で転勤」という人が多かったからです。
しかし、これはもはや過去の話です。昔のように、「転勤シーズン」「入学シーズン」に合わせて物件が動くことはありますが、特にマンションが売れやすい時期はありません。
「マンション売却の基礎知識」のマンション相場の現状と情報収集で述べましたが、日本では住宅ストックがとっくに世帯数を上回っている、買い手市場です。物件の需要と供給のバランスがとれていません。買主は常にたくさんのライバル物件の中から選ぶ立場です。シーズンに合わせて売りに出しても、売れない時は売れないのです。
この時考えることは、時期よりタイミングです。売り物件の中でも、いつまでも売れないで流通している物件は、「サラシ」と業界用語で呼ばれるようになります。このサラシ物件になると、その物件は「売れない」=「高い」または「よくない」という評価が定着し、ますます売れなくなってしまいます。
サラシ物件に定義があるわけではありませんが、半年以上流通しているとかなり問題です。したがって、絶対にサラシ物件にしないことが重要です。三ヶ月たってまだ売れないときは、広告など販促活動を強化する、価格を下げるなど早く売る手を打ちましょう。
■マンションが売れやすい時期は無い!
■タイミングが大事。早く売る努力をしよう!